2019年02月17日

中四九ブロック 障害児学校&学級学習交流集会in山口に100人超の参加!

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高教組障学部は、県教組障教部とともに、障害児教育に関する中四九ブロック学習交流集会を開催しました。集会には県内外から約120人が参加し、熱い議論が展開されました。

初日の全体会の記念講演では、鳥取大学教授の三木裕和さんが、「障害のある子どものココロを理解する −学習指導要領改訂を踏まえて−」をテーマに語られました。三木さんは、鳥取大学付属特別支援学校の校長も併任されており、実践を踏まえた話は、現場の教職員にとって共感しやすく分かりやすいものでした。話の一例をあげると、テストや技能検定などによって「できる−できない」「得意−苦手」などの二分的評価によって自尊心を傷つけられた子どもに対し、「単に褒めて伸ばそうとする」ことは本人の受け止めが難しく、成長につながらない。また、その「褒める」行為には、子どもの行動をコントロールするための下心があるのではないか?本人の「より良い自分になりたい」という思いを導き、「良くなっている自分」を実感(形成的自己評価)できる場の設定が重要と語られました。この話は、一筋縄ではいかない生徒対応に苦慮している参加者にとって明るい道標になったようです。

2日目は5つの分科会に分かれ、それぞれ2本ずつのレポート発表をもとに意見交換がなされました。他県や他校の実践例の他、同じ課題についての悩みや解決策の共有など、多くのものを得る機会となりました。

【参加者より】
・二分的自己評価から形成的自己評価へのお話は、正に自分のクラスの子に当てはまり、これからの指導の糸口となりそうです。
・二分的な自己評価を持つ生徒の話が、経験していることと一緒で納得できた。
「褒められていい気持にならない」→「自分が良くなっているという手応えがあるときに変わる」ということが本当だと思った。やりたい事、やってみたいことに出会う、その中で本人が成長を実感し、心の安定、自己の獲得につながることが大切だと思った。
・普段聞くことのできない小学校通級の話から、高校通級の話まで聞くことができて大変勉強になりました。小・中・高の実態を知る先生方のお話を聞くことができ、一貫した教育の大切さと難しさを感じました。
posted by 山口県高教組 at 00:00| 障学部